見城徹見城徹2022年11月14日 07:50アリスの[チャンピオン]が頭の中を駆け巡る。 12月29日で72歳。ずっとリングに立っていた。 「帰れるんだ これでただの男に」というフレーズが胸を締め付ける。「もういいじゃないか」と思いたい自分がいる。歳を取った。老いた。 僕が倒れたら世界は終わる。その妄想によって僕は辛うじてリングに立ち上がる。ただの男にはならない。終止符のない人生。
見城徹見城徹5時間前三上の僕に対する鮨はマグロに始まりマグロに終わる。美しくて清潔でヘルシー。ツマミも入れて全部で16品。変化球は投げない。全品、切れ味鋭い直球勝負。全身の細胞に三上の命懸けの真心が染み渡る。17品目の柑橘系のデザートが三上の鮨の最後のピースとなって酸に彩られた一枚の芸術品が完成する。11020