沖縄の怖い話
トーク情報- 画像本舗
画像本舗 いやいや・・沖縄は本当に霊やら伝説やら噂が多い。
ただの公園にすらそんな話がつきまとう…
そして今回の主役となるのも、そんな公園だ。
だが、この公園で起こった事は嘘なんかじゃない…
実際に現実に起ったというのだ…
では…森川公園という所を知っているだろうか?
沖縄の人なら結構知ってる人が多いと思うが。
この公園は入り口や広場など…結構広く
そんないわくつきの公園には見えない。
そんな公園だが奥にはユタの修行場がある。
どうして公園に?と本土の方は思うのも無理は無いだろう。
沖縄では公園に、お墓があったり、そのお墓の蓋が子供たちのいたずらによって開けられたりなど、そんな珍しい事も無い。
まあ、そんな事はどうでもいい。
とにかくそこには行くことはやめたほうがいいと
いう話をよく耳にする。
一度奥まで入ると二度と戻ってこれないという…
聞いた話によると、小さな洞穴のような所から入っていって、途中には、そこの仕組みを知らない人が入ったら落ちるような所もあるようだ。
ほとんどの人はそこで落ちてしまうらしい。
さて、前置きはこのぐらいにするとするか、
これからが話したい事だ。
昔ある若いカップルが、その森川公園でドライブがてら疲れたからと車を止めてエンジンをつけたまま話し込んでいたのだ。
数分すると、彼氏が用を足しに行くとトイレに行った…
行ったきり戻ってこない…
彼氏が戻ってこない事にそんな不信に思わなかった彼女は車で音楽を聞きながらベルの履歴をいじって彼氏を待っていると・・・・
車にウーハーもつけていないのに、「ドン・ボン・・」などと跳ねるような音が体に響いてきたという。
最初は気にしてなかったものの、どんどん音や振動は大きく体に響いてきた・・・
ようやく不思議に思いベルから目を離した彼女が前を見ると警備員が恐ろしい顔をしてこちらの車を指差して必死に何か訴えようとしている。
車の音楽のせいで警備員が何を言っているのか、まったく分からない。そして彼女が車から降りて見ると・・・
あの体に響くような音の正体がいた・・
車の上部まさに彼女の上で男が片手にはカマを持ち、片手には、彼氏の首を持ち笑いながら跳ねていたという話・・・・。
犯人は未だ捕まっていない・・
- 画像本舗
画像本舗 これは、嘉手納ロータリー近くにある公園の話である…
沖縄県の中部に位置する、嘉手納ロータリーを
知ってるだろうか?
近頃は、ロータリーを解体して、大きなビルを
真ん中に建てようとしている。
そのロータリーの近くに公園があるのだが、
そこが今回の話の種だ。
その公園の駐車場に、車の窓をキレイに拭いた状態で
車を30分程停めてみる…
何も起こらない…
そうすると次はそのまま車を走らせる。
初めは分からないが、58号線に出てみればすぐに分かる。
何がわかるかって?
もちろん。霊の手跡だ…
58号線の街灯に照らされくっきりと
浮かび上がった引きずったような手形が…。
この公園のうわさは絶えない。
その昔…父親がいない親子がいたという。
母一人子一人での貧しい生活だったのだ。
母は何とか子供を育てようと必死に働いていたらしいが、女一人の賃金で二人が食っていく事がままならなかったのだろう。
二人には住む家もなくいつも橋の下でほかの浮浪者と一緒にひっそり風邪をしのいでいた。
その頃はまだ、食料だけは何とか探して
食いつないでいた。
とうとう母親が子供に与えられる食料がなくなり、
子供が飢えている時、せめて楽しい公園に連れてってあげようと思い、連れて行くとそこでそのまま栄養不足で息絶えたと
ゆう話が元となっているという。
しかも体験者の多くが、その手形は大人の大きさの手形ではなく、子どもの小さな手形がへばりついてるようであったと話している。
子供は何故車を必死につかもうとしてるのか…
もしそこへ行くのであれば、
お菓子の一つでも持っていってあげたらいい。
そうことで、子供の念も少しははれるだろう・・
ところで、その後母親はどうしたのか…
それも気になる一つだ。
- 画像本舗
画像本舗 それは、4年前。
当時付き合っていた彼と沖縄旅行に出かけた時の話です。
彼とは遠距離恋愛でした。
そのため、月に1回のデートはお互いに行き来するか、どこかに旅行に行くかしていました。
確かそれは6月の旅行で、私が長年行きたがっていた沖縄に連れて行ってくれるとのことで楽しみにしていました。
彼は、全て手配してくれました。
「沖縄はレンタカーで移動がスムーズらしい」ということで車も用意してもらい、沖縄を満喫するつもりでした。
海でひたすら遊び、いろんな観光地もめぐり、美しく綺麗な景色とおいしいものをたくさん食べてとても楽しい時を過ごしました。
それから滞在して3日目のことです。
彼が、「ドライブがてら南のほうへ行ってみよう」と提案され、ドライブすることに。
しかし、南へ行けばいくほど、私はなぜか少しづつ気分が悪くなってきました。
初めは、車酔いかなと軽く考えていました。
確か周辺に民家のないアスファルトの道路が長く続いたと思います。
彼とたわいのない話をし、笑いあう余裕もその時はあった気がします。
でも、どこかで気分が悪く、本当にこの道でよいのかと不安に思っていました。
ふっと道が開けて、白い壁の民家が並ぶ集落が見えました。
私は、そこに出た瞬間、「ここで引き返すべき」と直感しました。
と同時に、ここに住んでいる人たちが「なぜ普通に暮らしているのか?」と強い疑問を抱いたのです。
私には、はっきりと旧日本兵が銃を持って歩いている姿が映っていました。
彼らは、この周辺を歩き回っている!と強く強く思ったのです。
目で見えているわけではなく、肌で感じるというのでしょうか。
彼に「引き返そうよ」と伝えたのですが「なんで?面白いじゃん」と言われ、肌の感覚を伝えようもなく、私の勘違いかもしれないなと何も言い返せませんでした。
しばらく行くと、集落を抜け人けのない草も茂った道になりました、
彼が「岬に行く」といい、その方向へ車を走らせました。
しかし、私の気分はますます悪くなり、彼に引き返すことを提案しました。
「もうちょっとだから」と、何も感じない彼がこれほどうらやましかったことはありませんでした。
岬に行く途中で、サトウキビ畑がありました。
サトウキビ畑を見ていると、サトウキビをかき分けて、防空頭巾をかぶった人たちが煤まみれになって走っていくのを感じました。
「絶対幻覚だ。テレビの見すぎだ!」と心の中で繰り返しました。
そして、草道の先にその岬はありました。
「降りようよ」
「いや!!!!」
私は絶対無理だと言いました。
「いいじゃーん」
無邪気に降りた彼をみて、本当に鈍感は素晴らしいと思いました。
結局、彼の後に続いて降りることに。
降りた途端、自殺防止の旗が目に入りました。
そして、きれいな景色を眺めながら、視界の隅で岬から人が落ちていく影を2~3体見ました。
もちろん、誰もいないので実際に落ちたわけではなく、私だけに見えていたと思います。
彼は景色に満足したらしくやっと帰路についてくれました。
私は、即行でホテルに戻るつもりでしたが、岬付近で彼が「お腹すいた。ご飯食べたい」と言い出しました。
「いや!!!」
こんなに気持ちが悪い場所から逃げ出したいのに、お腹すいたとか信じられませんでした。
私の様子がおかしいことに気が付いているはずなのに、断固「ご飯にする」と言い張る強さはすさまじかったです。
仕方なしにひめゆりの塔付近で昼ご飯を食べることにしました。
もちろん、私は食欲なしです・・・。
「なにをそんなに感じるのかね~」と言いながら、かつ丼をほおばる彼を、睨み付けました。
そして、今度こそ帰路について車が多く通る通りに出た瞬間、気持ち悪さは突然なくなりました。
その後、色々考えたんですが、恐らく沖縄の戦死者の霊を見てしまったんだと思います。
たまたま私が霊に敏感な体質だったので、異常に反応したのかなと・・・。
霊感がある方、霊感が凄く強い方へ。
まだ沖縄に行っていない方は南の方に行くときは注意したほうがいいと思います。 - 画像本舗
画像本舗 安田さん(仮名)は30代の公務員。
アパートは沖縄県石川市(現うるま市)にあるのですが、その日は法事のため隣の恩納村にある祖母の家に来ていました。
無事に法事も終わり、親戚との会話もはずみ、酔いもまわって気付くと夜遅くになっていました。
「婆ちゃん、じゃあ帰ろうね」とタクシーを呼んで帰ろうとすると、突然、祖母が「えー、今日は嫌な胸騒ぎがするからあんた塩を持って帰りなさい。」
「は?要らないよー笑」
「持って行きなさい!」
押し問答が数回続いたあと、根負けした安田さんは嫌々塩をかばんに詰め込みタクシーに乗り込んだそうです。
恩納村からタクシーで石川市まで帰っていた途中、幽霊レストラン(出ると有名で何回も店が変わるい)の近くで万札しか持っていないことに気付きました。
そのことを運転手に伝えると、「んー困ったなー。深夜は細かいの用意してないんですよ・・・。・・・ちょっと待ってて下さいね。両替してきます」と、当時はコンビニもなく、運転手さんは車を止め、外へ走っていきました。
辺りを見回すと民家は少なく、まわりは暗い森ばかり。
街灯もありません。
ヘッドライトだけが道路をほんのり照らしています。
「ここ幽霊レストランの近くだし、気味悪いな~」と早く運転手が帰ってくるのを祈っていると、ヘッドライトの先、光りが届くか届かないかのところにポツンと男の人が立っているのに気付きました。
「あれ?運転手さんかな?」しかしよく見ると、その人は顔は見えませんが、赤いネクタイをしています。
「運転手さん白いワイシャツだし、違うなぁ・・・こんな夜中に妙だな」と思っていると、赤いネクタイの男がこちらに一歩、近づいて来るのが見えました。
その瞬間「バンッ!!!」閉まっていたはずの自動ドアが勢いよく開きました。
「バンッ!!!」男が一歩ずつ歩くたびに、ドアが開きます。
「ヤバイっ!!!」と思った安田さんは、必死になってドアを閉めましたが、ドアは「バンッ!!!」と右を閉めると左が開き「バンッ!!!」と左を閉めると右が開きます。
前後左右開いては閉めを何回か繰り返し「間に合わない!!!」と思った瞬間・・・すぐ目の前に赤いネクタイの男が立っていました。
男は赤いネクタイをしているのではなく、真っ赤な舌がヘソまでのびていたのです。
「うわぁーーーー!!」
パニックになった安田さんは慌てて周りにあるものを無我夢中で投げました。
「お客さん!大丈夫ですかお客さん!」飛び起きると運転手が心配そうな顔で声をかけていました。
「夢か~・・・」
しかし、周辺には散乱した荷物と、祖母からもらった塩が散らばっていました。
安田さんは、さっきの出来事を運転手に話しました。
すると運転手は途端に青白い顔をして、こう話しました「最近、同僚がここらへんで首を吊ったんですよ」と・・・。
中学の頃の英語の先生(当事者の安田さん)から聞いた話です。
年寄りの感覚って凄いですね・・・。 - 画像本舗
画像本舗 俺沖縄出身なんだけど、おばぁに聞いた話。
おばぁが小さい頃にそのまたおばぁ(俺にとっては曾曾?祖母)がしてくれた話なんだけど、昔のエイサー(沖縄の太鼓)っていうのは今に比べてとても地味だったそうです。
元々鎮魂祭の意味合いが強く、白い装束をつけてトライアングルみたいな鐘を鳴らしてその年に亡くなった人の家を廻るという儀式でした。
その日だけは夜遅くにも出歩けて、しかも訪ねた家ではお菓子などが出るして小さなおばぁにはエイサーの日はとても楽しみな日だったそうです。
ちなみに亡くなった人を出した家はその日1日絶対外に出てはいけない事になっていました。
その年おばぁの家では父が亡くなっていました。
エイサーの日に母や他の兄弟が家々を廻ってくる人を迎える準備をしている時にも、小さなおばぁは今夜他の家を廻る事で頭がいっぱいでした。
しかし母に「今日は外に出ることや、ましてや他の家を廻るなんて事は絶対してはいけません」と言われていました。
それでもおばぁ年一回の楽しみだったのでこっそり行ってやろうと思っていたそうです。
そして夜も更けた頃エイサーの人たちが廻ってきたそうです。
他の家族は廻ってきた人たちにお酒や料理を振る舞ってるなか、おばぁはこっそり家を出て門の所で待っていたそうです。
そして廻る人たちが出てきた時にこっそり紛れてついていったのです。
やった、これで今年も参加できるぞ。
ばれて起こられても謝ればいいや、と思っていたおばぁ。
しばらく歩くと変な事に気がつきました。
山に向かっている?
次の家は海の側にある家なのにこの行列は山へ向かう道を行っています。
しかも10人ほどが列をなして歩いているのに一切足音がしないのです。
怖くなったのですが、列から離れて今来た道を一人で帰るほうが怖かったので仕方なくついて行く事にしました。
しばらく歩くとまた変な事に気がつきました。
ここは山のどのへんだろう?
いくら暗いとはいえこの山はいつも遊んでいる山なので知らない場所なんてあるわけありません。
さらに怖くなってきたおばぁは場所を把握するために辺りを見渡しました。
一瞬後ろを見た後、前を振り向くと前を歩いていたはずの人たちがいません。
えっ?と思ったおばぁ。
真っ暗な山に一人で置き去りにされたおばぁは一瞬でパニックになったそうです。
パニックになったおばぁは恐怖のあまりそこから一歩もあるけなくなったそうです。
こっちだよしばらくその場に立ち竦んでいると前方から男の人の声がしてきました。
こっちだよこっちその声はとても優しそうで、おばぁは声のするほうへ歩きだそうとしたそうです。
その時「やー!ぬーしがー!!(お前 なにしてるんだ)」と怒声がしたそうです。
振り向いたおばぁはそのまま気を失ったそうです。
気がつくと家で、どうやら門の前で倒れていたそうです。
おばぁは母にこっぴどく怒られたそうですが、自分が体験した話をすると真剣な顔になってこう言ったそうです。
「人はね死ぬと心を失って悪い事をするの。だからそんな事をさせない為に鐘をならしてあの世へと案内してあげるのよ。でも、あなたを助けた声はもしかしたらお父さんだったのかもね」おばぁはその話を聞いた時が一番恐怖したと言っていました。
あの行列はもしかしたら皆死んでいて、自分を仲間にして連れていこうとしていたのかと。
そしてなにより、自分を助けた声に全く聞き覚えが無かった事。
そしてむしろ、自分を呼んでいた声の方が…。
「もしかしたら一人では寂しかったのかもしれないねぇ 騒がしい人だったから」おばぁはそう言って少し笑ったと言いました。 - 画像本舗
画像本舗 高校時代の同級生で比較的仲のいい俺、B、Cは、この夏、久しぶりに沖縄へ旅行する事になった。
到着は夜の7時。
俺達はは予約していたペンションに荷物を置くと、早速浜辺へ出かけた。
単純に海で泳ぐ事や、ナンパが目的ではない。
実は数日前、Cの兄が友人数人とここを訪れた時、妙な洞窟を見つけたのだ。
浜辺の隣にある森を抜けなければ発見できないが、その森を抜ければすぐそこにある。
Cの兄は友人たちと遊んでいるうち、その洞窟を見つけた。
不審に思ったので地元の住人に訊ねると、どうやらかなり怪しい洞窟で、誰も近づかないそうだ。
その洞窟に今から行くのだ。
それも夜に。
俺達は洞窟に着いてまず驚いた。
落書きや悪戯が全く無い。
こういう曰くつきの洞窟などには何かしら悪ガキ達が何かしていくものだ。
覚悟を決め、中に入っていった。
ヒタヒタヒタ・・・と進むうち、Bが口を開いた。
「おい、無意味じゃないか・・・?」
怖気づいたのかと、この企画を立てたCは言った。
「こんな所に来たって無意味だろ。霊がいて、何になる?何にもならねぇじゃねえか」
Bが眉間に皺をよせて言った。
相当苛立っている。
「こいつで撮るんだよ。雑誌でそういう企画があってさ、心霊写真1枚につき3千円だと」
Cはそう言うと、ポラロイドカメラを片手に笑って見せた。
「畜生、結局金儲けのために来たんじゃねえか」
Bは渋々着いて行った。
俺も後に続く。
もう随分進んだだろうか、帰り道には地面に蛍光テープを貼って来たが、流石に怖い。
Cは洞窟の隅で小便をしている。
俺達3人は地面に座り、だるそうにCを待った。
Dが沈黙を破った。
「見知らぬ人に急に写真を撮られたらお前らも怒るよな?」
Dが何を言いたいのか知らないが、俺とBは素直に「ああ」と応えた。
「そんなことされたら幽霊さん達も怒るんじゃないか?元は人間だったんだし」
何を言いたいのか解った。
写真を撮れば幽霊を怒らすことになるんじゃないかと。
だが俺は既に、ここに足を踏み入れた時から怒っていると思える。
「逆鱗に触れたくないのは分かるぜ。でもCはもうその気だろ」
さっきの件以来、Bはどうやらその気らしい。
「Aはどうなんだよ」
Bが聞いてきた。
Dも横目でこっちを見ている。
「俺は・・・、別にいいぜ。皆で行けば怖くないしな(笑)」
そんな事を話す内に、Cが戻って来た。
時計の針は7時半を指しているが、もう数時間歩いたような気がする。
流石に喉も渇いてきた。
目的の写真も1枚も撮れていない状況。
「おい、何かやばくないか・・・」
Bが静かに言った。
Cは「またかよ」と言う。
「何かその先、霊が手招きしてるぞ。いっぱい・・・」
CはBの指す方向をライトで照らす。
「何にもねえよ。先、進もうぜ」
「駄目だ!!」Bが怒鳴った。
さっきまではいく気になり始めてたのに。
「何だよ!じゃあお前だけ帰ればいいだろが。この先に何がいるってんだ」
Cも怒鳴る。
段々険悪なムードになってきた。
「じゃあお先に帰らせてもらうぜ。どうなっても知らないからな」
俺もBの会話を聞いているうちに段々怖くなってきた。
誰が手招きしているんだ?
「お、俺も帰らせてもらうよ。さきにペンションで待ってるよ」
Cは「腰抜け達め」と捨てゼリフを吐き、Dと共に奥へと消えていった。
「さぁ、行くぞ!」Bはそう言うと、俺の手を引っ張りながら猛ダッシュでもと来た道を引き返した。
俺は何度か待てよと言ったが、Bは聞く耳持たず、と言った感じで出口へ向かった。
しばらく、二人とも森の隣の浜辺で一休みしていた。
俺は近くの自動販売機で買ったジュースで喉を潤し、「あいつら大丈夫かな」と言った。
Bは何故か俺を睨んでいる。
「多分助からねえよ。絶対にな」
Bの発言に驚いたが、俺はすぐさま言った。
「何で分かるよ?あいつらだっていつまでも馬鹿じゃないんだし、すぐ戻ってくるさ」
「実は、誰かが手招きしてるってのは嘘だ。誰も手招きなんかしてなかったよ」
俺は「なんだよ、嘘ついてたのか」と笑い顔で言った。
「おいA、よく考えてみろ」
「Dって誰だ?」 - 画像本舗
画像本舗 それは、4年前。
当時付き合っていた彼と沖縄旅行に出かけた時の話です。
彼とは遠距離恋愛でした。
そのため、月に1回のデートはお互いに行き来するか、どこかに旅行に行くかしていました。
確かそれは6月の旅行で、私が長年行きたがっていた沖縄に連れて行ってくれるとのことで楽しみにしていました。
彼は、全て手配してくれました。
「沖縄はレンタカーで移動がスムーズらしい」ということで車も用意してもらい、沖縄を満喫するつもりでした。
海でひたすら遊び、いろんな観光地もめぐり、美しく綺麗な景色とおいしいものをたくさん食べてとても楽しい時を過ごしました。
それから滞在して3日目のことです。
彼が、「ドライブがてら南のほうへ行ってみよう」と提案され、ドライブすることに。
しかし、南へ行けばいくほど、私はなぜか少しづつ気分が悪くなってきました。
初めは、車酔いかなと軽く考えていました。
確か周辺に民家のないアスファルトの道路が長く続いたと思います。
彼とたわいのない話をし、笑いあう余裕もその時はあった気がします。
でも、どこかで気分が悪く、本当にこの道でよいのかと不安に思っていました。
ふっと道が開けて、白い壁の民家が並ぶ集落が見えました。
私は、そこに出た瞬間、「ここで引き返すべき」と直感しました。
と同時に、ここに住んでいる人たちが「なぜ普通に暮らしているのか?」と強い疑問を抱いたのです。
私には、はっきりと旧日本兵が銃を持って歩いている姿が映っていました。
彼らは、この周辺を歩き回っている!と強く強く思ったのです。
目で見えているわけではなく、肌で感じるというのでしょうか。
彼に「引き返そうよ」と伝えたのですが「なんで?面白いじゃん」と言われ、肌の感覚を伝えようもなく、私の勘違いかもしれないなと何も言い返せませんでした。
しばらく行くと、集落を抜け人けのない草も茂った道になりました、
彼が「岬に行く」といい、その方向へ車を走らせました。
しかし、私の気分はますます悪くなり、彼に引き返すことを提案しました。
「もうちょっとだから」と、何も感じない彼がこれほどうらやましかったことはありませんでした。
岬に行く途中で、サトウキビ畑がありました。
サトウキビ畑を見ていると、サトウキビをかき分けて、防空頭巾をかぶった人たちが煤まみれになって走っていくのを感じました。
「絶対幻覚だ。テレビの見すぎだ!」と心の中で繰り返しました。
そして、草道の先にその岬はありました。
「降りようよ」
「いや!!!!」
私は絶対無理だと言いました。
「いいじゃーん」
無邪気に降りた彼をみて、本当に鈍感は素晴らしいと思いました。
結局、彼の後に続いて降りることに。
降りた途端、自殺防止の旗が目に入りました。
そして、きれいな景色を眺めながら、視界の隅で岬から人が落ちていく影を2~3体見ました。
もちろん、誰もいないので実際に落ちたわけではなく、私だけに見えていたと思います。
彼は景色に満足したらしくやっと帰路についてくれました。
私は、即行でホテルに戻るつもりでしたが、岬付近で彼が「お腹すいた。ご飯食べたい」と言い出しました。
「いや!!!」
こんなに気持ちが悪い場所から逃げ出したいのに、お腹すいたとか信じられませんでした。
私の様子がおかしいことに気が付いているはずなのに、断固「ご飯にする」と言い張る強さはすさまじかったです。
仕方なしにひめゆりの塔付近で昼ご飯を食べることにしました。
もちろん、私は食欲なしです・・・。
「なにをそんなに感じるのかね~」と言いながら、かつ丼をほおばる彼を、睨み付けました。
そして、今度こそ帰路について車が多く通る通りに出た瞬間、気持ち悪さは突然なくなりました。
その後、色々考えたんですが、恐らく沖縄の戦死者の霊を見てしまったんだと思います。
たまたま私が霊に敏感な体質だったので、異常に反応したのかなと・・・。
霊感がある方、霊感が凄く強い方へ。
まだ沖縄に行っていない方は南の方に行くときは注意したほうがいいと思います。 - 画像本舗
画像本舗 安田さん(仮名)は30代の公務員。
アパートは沖縄県石川市(現うるま市)にあるのですが、その日は法事のため隣の恩納村にある祖母の家に来ていました。
無事に法事も終わり、親戚との会話もはずみ、酔いもまわって気付くと夜遅くになっていました。
「婆ちゃん、じゃあ帰ろうね」とタクシーを呼んで帰ろうとすると、突然、祖母が「えー、今日は嫌な胸騒ぎがするからあんた塩を持って帰りなさい。」
「は?要らないよー笑」
「持って行きなさい!」
押し問答が数回続いたあと、根負けした安田さんは嫌々塩をかばんに詰め込みタクシーに乗り込んだそうです。
恩納村からタクシーで石川市まで帰っていた途中、幽霊レストラン(出ると有名で何回も店が変わるい)の近くで万札しか持っていないことに気付きました。
そのことを運転手に伝えると、「んー困ったなー。深夜は細かいの用意してないんですよ・・・。・・・ちょっと待ってて下さいね。両替してきます」と、当時はコンビニもなく、運転手さんは車を止め、外へ走っていきました。
辺りを見回すと民家は少なく、まわりは暗い森ばかり。
街灯もありません。
ヘッドライトだけが道路をほんのり照らしています。
「ここ幽霊レストランの近くだし、気味悪いな~」と早く運転手が帰ってくるのを祈っていると、ヘッドライトの先、光りが届くか届かないかのところにポツンと男の人が立っているのに気付きました。
「あれ?運転手さんかな?」しかしよく見ると、その人は顔は見えませんが、赤いネクタイをしています。
「運転手さん白いワイシャツだし、違うなぁ・・・こんな夜中に妙だな」と思っていると、赤いネクタイの男がこちらに一歩、近づいて来るのが見えました。
その瞬間「バンッ!!!」閉まっていたはずの自動ドアが勢いよく開きました。
「バンッ!!!」男が一歩ずつ歩くたびに、ドアが開きます。
「ヤバイっ!!!」と思った安田さんは、必死になってドアを閉めましたが、ドアは「バンッ!!!」と右を閉めると左が開き「バンッ!!!」と左を閉めると右が開きます。
前後左右開いては閉めを何回か繰り返し「間に合わない!!!」と思った瞬間・・・すぐ目の前に赤いネクタイの男が立っていました。
男は赤いネクタイをしているのではなく、真っ赤な舌がヘソまでのびていたのです。
「うわぁーーーー!!」
パニックになった安田さんは慌てて周りにあるものを無我夢中で投げました。
「お客さん!大丈夫ですかお客さん!」飛び起きると運転手が心配そうな顔で声をかけていました。
「夢か~・・・」
しかし、周辺には散乱した荷物と、祖母からもらった塩が散らばっていました。
安田さんは、さっきの出来事を運転手に話しました。
すると運転手は途端に青白い顔をして、こう話しました「最近、同僚がここらへんで首を吊ったんですよ」と・・・。
中学の頃の英語の先生(当事者の安田さん)から聞いた話です。
年寄りの感覚って凄いですね・・・。 - 画像本舗
画像本舗 俺沖縄出身なんだけど、おばぁに聞いた話。
おばぁが小さい頃にそのまたおばぁ(俺にとっては曾曾?祖母)がしてくれた話なんだけど、昔のエイサー(沖縄の太鼓)っていうのは今に比べてとても地味だったそうです。
元々鎮魂祭の意味合いが強く、白い装束をつけてトライアングルみたいな鐘を鳴らしてその年に亡くなった人の家を廻るという儀式でした。
その日だけは夜遅くにも出歩けて、しかも訪ねた家ではお菓子などが出るして小さなおばぁにはエイサーの日はとても楽しみな日だったそうです。
ちなみに亡くなった人を出した家はその日1日絶対外に出てはいけない事になっていました。
その年おばぁの家では父が亡くなっていました。
エイサーの日に母や他の兄弟が家々を廻ってくる人を迎える準備をしている時にも、小さなおばぁは今夜他の家を廻る事で頭がいっぱいでした。
しかし母に「今日は外に出ることや、ましてや他の家を廻るなんて事は絶対してはいけません」と言われていました。
それでもおばぁ年一回の楽しみだったのでこっそり行ってやろうと思っていたそうです。
そして夜も更けた頃エイサーの人たちが廻ってきたそうです。
他の家族は廻ってきた人たちにお酒や料理を振る舞ってるなか、おばぁはこっそり家を出て門の所で待っていたそうです。
そして廻る人たちが出てきた時にこっそり紛れてついていったのです。
やった、これで今年も参加できるぞ。
ばれて起こられても謝ればいいや、と思っていたおばぁ。
しばらく歩くと変な事に気がつきました。
山に向かっている?
次の家は海の側にある家なのにこの行列は山へ向かう道を行っています。
しかも10人ほどが列をなして歩いているのに一切足音がしないのです。
怖くなったのですが、列から離れて今来た道を一人で帰るほうが怖かったので仕方なくついて行く事にしました。
しばらく歩くとまた変な事に気がつきました。
ここは山のどのへんだろう?
いくら暗いとはいえこの山はいつも遊んでいる山なので知らない場所なんてあるわけありません。
さらに怖くなってきたおばぁは場所を把握するために辺りを見渡しました。
一瞬後ろを見た後、前を振り向くと前を歩いていたはずの人たちがいません。
えっ?と思ったおばぁ。
真っ暗な山に一人で置き去りにされたおばぁは一瞬でパニックになったそうです。
パニックになったおばぁは恐怖のあまりそこから一歩もあるけなくなったそうです。
こっちだよしばらくその場に立ち竦んでいると前方から男の人の声がしてきました。
こっちだよこっちその声はとても優しそうで、おばぁは声のするほうへ歩きだそうとしたそうです。
その時「やー!ぬーしがー!!(お前 なにしてるんだ)」と怒声がしたそうです。
振り向いたおばぁはそのまま気を失ったそうです。
気がつくと家で、どうやら門の前で倒れていたそうです。
おばぁは母にこっぴどく怒られたそうですが、自分が体験した話をすると真剣な顔になってこう言ったそうです。
「人はね死ぬと心を失って悪い事をするの。だからそんな事をさせない為に鐘をならしてあの世へと案内してあげるのよ。でも、あなたを助けた声はもしかしたらお父さんだったのかもね」おばぁはその話を聞いた時が一番恐怖したと言っていました。
あの行列はもしかしたら皆死んでいて、自分を仲間にして連れていこうとしていたのかと。
そしてなにより、自分を助けた声に全く聞き覚えが無かった事。
そしてむしろ、自分を呼んでいた声の方が…。
「もしかしたら一人では寂しかったのかもしれないねぇ 騒がしい人だったから」おばぁはそう言って少し笑ったと言いました。