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わが君は千代に八千代に細石の巌と成りて苔のむすまで

命こそ 絶ゆとも絶えめ さだめなき 世の常ならぬ なかの契りを

m o v e 。
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  • N ゝ M Y
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    窓際に立つキミが言う

    今夜は明るいね。

    キミの視線の先は深い闇を照らす丸い光源
    隣に立って見上げれば不思議な感覚に包まれる
    陽の光に包まれて堂々歩くことができないボクらは月の光の中でいつもこうして視線も交わさず指を絡めるんだ

    月が綺麗ですね。

    なんて恥ずかしげに小声で呟いたキミを見る度に思う

    月明かりに照らされたお前の横顔の方が…。

    結局今日もその言葉を声に乗せることは無いけれど
    絡めた指先から伝わらないかな。なんて都合のいい事を


    窓越しに合ったキミの瞳にはボクと満月が映っている

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  • N ゝ M Y
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    瞼越しに当たる陽の光
    うっすら目開けば理想な景色と迫る現実

    ” 明けぬれば 暮るるものとは
    知りながら
    なほ恨めしき 朝ぼらけかな ”

    朝一番にふと浮かんだ日本語をそのまま口にする

    わっかんね。

    不意に背後からした声のまだ醒めぬ、醒めやらぬ夢は境を滲ませる

    絡まない視線
    交わされぬ情熱

    ただ一つ。忍び許されるものは
    伝えたい体温
    響かせる鼓動

  • N ゝ M Y
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    やけに明るい。

    仕事帰りにふと思う
    目深に被ったキャップのつばからチラリと見上げれば
    あいつが好きでよく見てた夜の陽(ひかり)

    今どこで何してんだろ。
    あいつも見てたりして。

    なんて考えてる自分に苦笑い
    未だ燻り続ける想いと記憶はもう届くことはないのだろうか

    …死んでもいいわ。

    答える事はしなかった気持ちが今さら口をついて出た


    半分に片割れたソレはあまりにも見るに耐えなく、その想いと共に目を伏せた

  • N ゝ M Y
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    不意に頬に落ちた温度に思わず空を見上げた
    なんで今日なんだろう。
    そう思わずにはいられなかった

    徐々に大粒となって
    量も増してきたのに
    地面に落ちると消えてしまう

    そんなふうにボクの目の前で儚く消えてしまった

    真っ黒な姿に身を包み
    真っ白な雪に降られ
    心は真っ青な哀しみに染まってゆく

    何か伝える時間が欲しかった
    でもその隙さえ無く
    まるで雪のように溶けて見えなくなった

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  • N ゝ M Y
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    いろんな色が散らばって
    その一つ一つが全部愛おしくて

    らしくない色だって新鮮に見えたから
    どんな色で飾ろうと
    どんな色をぶつけようと
    何も怖くはなかったはずなのに

    いつしか色彩があることに無性に怯えて
    制限された色でしか見ちゃいけない気がして
    見慣れない色なんて必死で塗りつぶしてる

    昔はどんな鮮やかなパレットだったのか
    本当に綺麗な色とはどういう色なのか


    重ねすぎて埋もれてしまったその色を今は探してる

  • N ゝ M Y
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    "限り"
    わかってるつもりではいた。
    永遠じゃない。
    この世界も。自分自身も。

    久々に空を見た気がする。
    憧れは憧れのままで。
    透明になってゆく。

    それなのにじわじわと来るこの苦しみに、痛みに。
    まるで腹の中で炭酸が弾けて溜まったように息苦しくって吐きそうで。

    結局何一つ伝えることが出来ずに消えていく。
    君も、俺も。


    お元気で。

  • N ゝ M Y
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    いつもそばにいてくれるのは当たり前じゃない。
    なんてよく聞く言葉

    オレも貴方に出逢えてその言葉の意味を、大切さをよく知った


    両親兄弟、恋人友達
    ありふれたようで実は当たり前じゃないこの関係に感謝しないとね

    初詣での参拝も七夕の短冊に書くお願いごとも
    オレはこれからもこう願うよ



    この先もずっと貴方のそばにいれますように。

  • N ゝ M Y
    N ゝ M YN ゝ M Y
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    ふと目に入った携帯の日付
    七夕か。って
    どーりで暑くなってきたわけで


    外を歩いていたら見かけた小さな女の子
    手にはちっちゃな笹を持っていて短冊が揺れていた

    去年書いたよな。
    無理やり書かされたみたいなものだったけど結構マジメに書いたっけ


    …あぁ。
    思い出しては思わず苦笑い
    なんだ。叶ってないじゃん。

    1年に1度、織姫と彦星が会えるとかいうそんな日
    去年は…雨、降ってたからかな
    会えなかった腹いせに八つ当たり?
    勘弁してよ。


    今年も書いてみようかな

    今年は…
    ”もう一度アナタに愛されたい。”
    って、ね。

  • N ゝ M Y
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    わが君は千代に八千代に細石の巌と成りて苔のむすまで

    命こそ 絶ゆとも絶えめ
    さだめなき
    世の常ならぬ
    なかの契りを

  • N ゝ M Y
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    こんなクソ暑い日でもなぜかロンTを着てる貴方の横を歩く
    あっつい!って言うくらいなら半袖にしなさいよって

    こんな毎日のように横並びで歩けるなんてきっとお互いがひとつの決断をしたから
    笑顔も増して会話も増えた
    これはこれでよかったんだ。


    けど前とは違うね
    縮まった距離と二度と交わらない関係