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ikutama
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豊饒の海(1〜4)6.20〜10.3 いつもの半分位の速度で読み、やっと小説の世界に入り込めた。 三島由紀夫が全力で書いた作品、一つ一つの文章をゆっくり味わう価値がある。散りばめられた表現や哲学、様々な仕掛けや登場人物の心情、驚きの連続だった。読み終えて、「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」というそれぞれの題名が心に染みる。こんなにも切なく淡く爽やかで厳しい物語が他にあるだろうか。三島由紀夫の中には、どれ程繊細で、大胆な心が詰まっていたのだろうか。改めて三島由紀夫に興味を持った。 思想を直接的に表現したり、ドキドキさせるドラマの展開があったりする。正直3割から4割くらいしか理解できていない。それでも最後まで読めたのは、 「自決当日に完結させた書いた小説」それを知りたかった。全て覆す結末。三島が人生で感じたもの。全てを救うと同時に全てを否定する。 読み終えて、次の荒野を探す。動けないならまた読書する。読書できないなら動くしかない。

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ikutamaのトーク
トーク情報
  • ikutama
    ikutama

    『さすらいのギャンブラー』。その後の行動的確に的確な表現です。どこへ行くかは重要では無く、どれだけ身を削って勝負できるか。自分の精神を満足させてくれる場所を探し求める。井川意高さんの言葉を借りれば『破滅するかもしれない瀬戸際にあるのがギャンブル』。それを探し求めてさまよう怪物のような精神力。卒業時点でその生き方を予感させている。

  • ikutama
    見城徹見城徹

    想い通りに行かないから、恋。
    気持ちが引き裂かれるから、恋。
    全力を尽くしても報われないから、恋。

    憂鬱でなければ、仕事じゃない。
    苦しくなければ、努力じゃない。
    淋しくなければ、恋愛じゃない。

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  • ikutama
    ikutama

    以前、沖縄の人に『マンゴーの木はストレスを与えないと実をつけない』と聞き感動した。不自由を感じて実を結ぶ。
    苦しいから求め合う。耐えるために強くなり、生き残るために変化する。

    人の荷を背負うのが仕事。
    辛抱して備えるのが努力。
    忍ぶが恋。

  • ikutama
    見城徹見城徹

    俺たちの船は 動かぬ霧の中を 艫綱を解いて 悲惨の港を目指しーー
           アルチュウル・ランボー[別れ]

  • ikutama
    ikutama

    ランボーは秋の悲惨を憎悪し、冬の慰安を恐れた。叛逆、革命の詩人、神童と言われたが20歳で詩を捨てて、実業の道を選び、37歳で死んだ。

    秋「禾(のぎへん)」は実りを表す。実を燃やす秋。溜め込まず、空っぽになって冬を迎えたい。

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    見城徹見城徹

    かつての自分の小狡さを痛いほど知っているからこそ、小狡くだけは生きたくないと強く胸に刻む。

  • ikutama
    ikutama

    『自分の狡さを痛いほど知る』。狡さとは防ぎえた過ち。繰り返された悲劇。
    痛みがなければ困らない、繰り返すことを恐れない。悶えるような自己嫌悪が行動を変える。まずは自分の痛みを知る。再発を恐怖するまで自分の痛みを自覚する。
    過ちを改めるのが人生だ。

  • ikutama
    見城徹見城徹

    糞!遠くまで来たくもないのに、遠くまで来た。
    薄汚れた大人になった。少年が男になり、子が父になる。王子が王になる。成熟すること。薄汚れること。それが人生だ。それでも行くしかない人生。I Will Go to War!

  • ikutama
    ikutama

    日光東照宮の三猿「見ざる言わざる聞かざる」は幼少期の場面を表し、生きるために弱い自分を守る姿。
    私はまだ幼少期の猿のようで、なごり雪の「ふざけすぎた季節」の中にいる。世の中の痛み、将来の痛み本気で向き合えていない。自分を守るために境界線を引き続けている。
    「薄汚れること。それが人生。それでも行くしかない人生」。そんな思いをしながら、世の中を支える人達がいる。755を通してそれを自覚する。

  • ikutama
    ikutama

    見城さん、リトークありがとうございます。今回書いたことは、触れられたくない部分もあり、リトークに気づき、「やってしまった」という焦燥感と、今までに無い何か強い思いに駆られています。
    他者の痛み、将来の痛みを今更ながら自分の命で受け止めていきます。『それでも行くしかない』という言葉が厳しく、優しく背中を押してくれます。ありがとうございました。