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Takahiro Sakai
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【#6 ビットコインの信用を支えるブロックチェーンとは】 さて、今日はビットコインの信用を支えているブロックチェーンという仕組みについて書きたいと思います。 ビットコインは管理主体が存在しません。その代わり、ブロックチェーンを使ってみんなで管理しています。 このブロックチェーンを一言で表すと、ビットコインが生まれてから今に至るまでの全ての取引を記録している台帳です。 ブロックには一定期間内の取引が記載され、それがチェーン状につながっていることからブロックチェーンと言います。 ブロックは台帳1ページで、それがチェーン状につながっているというイメージです。 このブロックチェーンはP2Pという構造になっています。 P2Pとは、中央で管理システムをもつのではなく、ユーザー同士でシステムを管理しあうことです。 このP2Pの構造によって、ブロックチェーンにはいくつかの特徴があります。 1, 安定したシステムの運用が可能 中央で台帳を管理するのではなく、ユーザー同士で台帳を管理することで、システムトラブルなどでネットワークの一部が破損しても、他の部分から復旧させることができます。 もっと簡単に言うと、世界中みんなが1つの台帳を共有して使っていて、すべての取引が公開されているため、1人が台帳を間違えて消してしまっても、他の人がバックアップを持っているというイメージです。 この仕組みによってビットコインは2009年に一番最初のブロックが生成されてから今までにシステムが一度も停止したことがないのです。(ゼロダウンタイム) 2, データの改ざんが難しい 台帳はみんなで管理しています。取引は全て公開されていて、誰でも見ることができます。なので、誰かがデータの改ざんを行おうとしても、他の全ての人の台帳と整合性の有無を確認することで、改ざんを防ぐことができます。改ざんしようとしたら、世界中の人の台帳を同時に書き換えないといけないため、ほぼ不可能でしょう。 3, システムの構築・運用コストが低い ユーザー同士で管理しているので、1つのサーバーで管理するコストがかかりません。 ここで勘違いして欲しくないのは、「ビットコイン≠ブロックチェーン」(ビットコイン = ブロックチェーンではない)ということです。 ブロックチェーンはビットコインを支えるために開発された技術ですが、オープンソースなため、今やブロックチェーンを用いて「決済(取引)」以外にも「証明」や「契約」などを記載する使われ方もされています。 例えば、ダイヤモンドの所有権や取引の記録を保存したり、絵画などの美術品のやり取りの記録を保存したり、最近ではアベノハルカスがブロックチェーンを用いたアベノハルカスコインを発行し、決済コストを大幅に削減したりなどの取り組みも行われています。 他にもブロックチェーンを使ったサービスはすでに世の中にたくさんあるので、興味がある人は是非調べてみてください。 話を戻しますが、このビットコインのブロックチェーンには「マイニング」と呼ばれる取引の承認作業があります。この承認作業には誰でも参加でき、取引を承認するとビットコインがもらえるのですが、この承認作業を行うことにより、ビットコインは生成されます。 次回はその「マイニング」の仕組みについて書こうと思います。

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3分でわかる仮想通貨基礎 755版
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    【#6 ビットコインの信用を支えるブロックチェーンとは】

    さて、今日はビットコインの信用を支えているブロックチェーンという仕組みについて書きたいと思います。

    ビットコインは管理主体が存在しません。その代わり、ブロックチェーンを使ってみんなで管理しています。

    このブロックチェーンを一言で表すと、ビットコインが生まれてから今に至るまでの全ての取引を記録している台帳です。

    ブロックには一定期間内の取引が記載され、それがチェーン状につながっていることからブロックチェーンと言います。

    ブロックは台帳1ページで、それがチェーン状につながっているというイメージです。

    このブロックチェーンはP2Pという構造になっています。

    P2Pとは、中央で管理システムをもつのではなく、ユーザー同士でシステムを管理しあうことです。

    このP2Pの構造によって、ブロックチェーンにはいくつかの特徴があります。

    1, 安定したシステムの運用が可能

    中央で台帳を管理するのではなく、ユーザー同士で台帳を管理することで、システムトラブルなどでネットワークの一部が破損しても、他の部分から復旧させることができます。

    もっと簡単に言うと、世界中みんなが1つの台帳を共有して使っていて、すべての取引が公開されているため、1人が台帳を間違えて消してしまっても、他の人がバックアップを持っているというイメージです。

    この仕組みによってビットコインは2009年に一番最初のブロックが生成されてから今までにシステムが一度も停止したことがないのです。(ゼロダウンタイム)

    2, データの改ざんが難しい

    台帳はみんなで管理しています。取引は全て公開されていて、誰でも見ることができます。なので、誰かがデータの改ざんを行おうとしても、他の全ての人の台帳と整合性の有無を確認することで、改ざんを防ぐことができます。改ざんしようとしたら、世界中の人の台帳を同時に書き換えないといけないため、ほぼ不可能でしょう。

    3, システムの構築・運用コストが低い

    ユーザー同士で管理しているので、1つのサーバーで管理するコストがかかりません。

    ここで勘違いして欲しくないのは、「ビットコイン≠ブロックチェーン」(ビットコイン = ブロックチェーンではない)ということです。

    ブロックチェーンはビットコインを支えるために開発された技術ですが、オープンソースなため、今やブロックチェーンを用いて「決済(取引)」以外にも「証明」や「契約」などを記載する使われ方もされています。

    例えば、ダイヤモンドの所有権や取引の記録を保存したり、絵画などの美術品のやり取りの記録を保存したり、最近ではアベノハルカスがブロックチェーンを用いたアベノハルカスコインを発行し、決済コストを大幅に削減したりなどの取り組みも行われています。

    他にもブロックチェーンを使ったサービスはすでに世の中にたくさんあるので、興味がある人は是非調べてみてください。

    話を戻しますが、このビットコインのブロックチェーンには「マイニング」と呼ばれる取引の承認作業があります。この承認作業には誰でも参加でき、取引を承認するとビットコインがもらえるのですが、この承認作業を行うことにより、ビットコインは生成されます。

    次回はその「マイニング」の仕組みについて書こうと思います。

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    【#7 ビットコイン採掘!?マイニングとは】

    前回説明したブロックチェーンには「マイニング」と呼ばれる取引の承認作業があります。

    今回はこのマイニングについて詳しく書きたいと思います。

    マイニングとは、一言で言い表すと台帳に書き込まれた取引を承認する作業です。

    「AさんからBさんに1BTC送りました」

    というのをブロックに書き込み、この書き込まれたものが正しい取引かどうかをチェックすることが「マイニング」です。

    具体的に何をしているのかというと、ブロックチェーンのブロックには一定数の取引データが含まれていて、そのブロックをチェーンの一番後ろに追加することで取引は承認されます。

    そしてこの承認作業の中身は、
    直前の「ブロックのハッシュ値+今回のブロックに含まれる全データ+任意の文字列(ノンス値)」を同様に64桁のハッシュ値に置き換えた上で、その最初の16ないしは17桁が全て0になるようなノンス値を見つけ出すことで、ブロックが初めてチェーンの一番後ろに追加されます。

    つまり、PCで何億回、何兆回に及ぶ計算をとてつもない速度で行い、世界中の誰よりも早く最初の16桁が0になるノンス値を見つけ出した人だけがブロックを承認できるのです。

    そして、一番最初にその数値を見つけた人には報酬として12.5BTC(1BTC=100万の場合、1250万円)を受け取ります。

    このブロック生成は、およそ10分に1個のブロックが生成されるように常に調整されるようになっていて、ビットコインは10分ごとにこのマイニング競争が行われています。

    このマイニングには誰でも参加することができるのですが、10分ごとに何億回、何兆回と計算を繰り返すこの作業はもはや個人レベルでは到底歯が立たず、今現在は膨大なマシンパワーと電力が必要なため、企業単位でマイニングを行ったり、みんなで協力してお金を出し合い、マイニングマシンでマイニングを行ったりなどが現状としてあります。

    全世界でマイニングに参加している企業は今や3桁いないと言われていて、その多くが電気代の安い中国やサウジアラビアなどです。

    最近ではDMMやGMOもマイニングに参加しはじめます。

    ちなみにビットコインは有限で発行枚数上限が2100万枚と決められていて、4年に一度、マイニングによる報酬を半分にするという半減期が定められています。

    2009年から始まり、当時はマイニング報酬が50BTCだったのですが、今現在は12.5BTC、2020年には6.25BTC....といって、2140年にビットコインの採掘は終了します。

    その後ビットコインがどうなるのかは誰にもわからず、どうせ今生きている人はみんな関係ないじゃん、ということでその問題は放置されています。

    このブロックチェーンとマイニング、そして有限であるという3つの要素から、ビットコインは成り立っているのです。

    ただ、ビットコインにはいくつか問題もあり、ブロックに書き込める取引の容量が決められていることもあって、今現在未承認の取引が増えていることも事実です。(一時期20万件ほどあり、今はかなり解消されてきました)

    まだまだビットコインを含めた全ての暗号通貨はβ版であり、今後世の中に浸透していくにあたり、どう進化していくのかに注目ですね。

    次回からはビットコイン以外の他の通貨にも触れていきたいと思います。

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    【#8 時価総額世界2位のEthereum(イーサリアム)とは】

    仮想通貨は今や1500種類以上あり、ビットコイン以外にも有名な通貨はたくさんあります。

    今回はその中でもビットコインに次いで世界2位の時価総額を誇るEthereum(イーサリアム)についてご紹介したいと思います。

    Ethereumは2013年、ヴィタリック・ブテリンという当時19歳の青年によって考案されました。
    (2017年の「The Bloomberg 50(その年に世界で最も影響力のあった50人)」にも選出されています。)

    Ethereumという名称は、実はブロックチェーンを使った様々なプロジェクトの総称で、それによって生み出された仮想通貨は「ETH(イーサ)」と呼びます。

    Bitcoinの時価総額は約19兆円ですが、Ethereumの時価総額は約9兆円、1枚あたりの価格はビットコインほど高くなく、今現在1ETH=約10万円程度です。

    さて、このEthereumには「スマートコントラクト」と呼ばれる大きな特徴があります。

    以前にも説明したように、ブロックチェーンには改ざんできない・みんなで管理し、監視するなどの特徴がありました。

    そのブロックチェーンの暗号技術がそんなに信用のあるものならば、取引の記録だけを記述するのはもったいないのではないか。

    ということで、Ethereumには「スマートコントラクト(賢い契約)」、つまり取引で行われる契約を自動的に実行・保存していく機能が搭載されました。

    具体的には、「いつ誰に送金する」などといった契約内容をEthereum上のブロックチェーンに書き込むと、自動的に実行されます。
    そして、実行されるとその内容がネットワーク上に保存されます。

    これにより、契約の経緯や権利譲渡などの履歴をブロックチェーン上に保存することで、世界中の誰もがいつでも内容を精査・監査できるようになっていて、偽造・改ざんが困難な信用性の高いシステムが実現されています。

    また、既存のビジネスモデルでは契約の内容や履行条件確認に多大な時間や人件費が費やされていたものが、Ethereumのシステム上で実行可能にすることで、大幅なコスト削減や契約のスピードアップなどが期待されています。

    まとめると、
    ビットコインはブロックチェーン上ですべての取引記録のみを管理していますが、Ethereumは取引記録に加えて、契約内容まで管理することができるのが大きな特徴です。

  • Takahiro Sakai
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    【#9 EthereumのマイニングPoSとは】

    Ethereumはもともと、ハードフォークと呼ばれるアップデートを4段階経て完成形になる計画が組まれています。

    4つのアップデートはそれぞれ、

    フロンティア(2015年7月)
    ホームステッド(2016年3月)
    メトロポリス(2017年10月)
    セレニティ(2018年予定)

    と名付けられていて、現在はメトロポリスまで完了しています。

    それぞれについて軽く触れると、

    第1のハードフォークフロンティアでは、Ethereumの基本的な機能を実験的に導入するもの、

    第2のハードフォークホームステッドはより安全に多くの人が利用出来るプラットフォームへの進化、

    第3のハードフォークメトロポリスはゼロ知識証明と呼ばれる完全匿名での取引が可能になる機能が実装され、マイニング方法のPoWからPoSへの移行(後述記載)のための準備が行なわれました。

    そして今年に予定されている第4のハードフォークセレニティにより、Ethereumは完成します。

    このアップデートの内容は、
    1ブロック生成時間が15秒→4秒になる
    PoSへの完全移行
    などが含まれ、

    今回はこのPoSというマイニング方法について解説したいと思います。

    ビットコインのマイニングはPoW(Proof of Work)といって、たくさんの高性能なPCを使って時間を要する計算を最初に終えた人が報酬を受け取ることができました。

    Ethereumも現在はPoWなのですが、このマイニングだとビットコインと同様、莫大なお金と電力がかかります。

    また、PoWには「51%攻撃」という弱点があります。

    これは、マイニングの計算能力の過半数を悪意ある特定のグループが保持することにより、マイニングネットワークをコントロールできてしまうというものです。

    現在、ビットコインのマイニングは計算能力が高い人ほど承認レースに勝ち、ブロックを生成できる確率が高くなりますが、ここで過半数以上の計算能力を持つ特定のグループが現れた場合、特定の個人の判断にマイニングが委ねられていまい、寡占状態となってしまうため、分散型ではなくなってしまいます。

    ではビットコインはかなりやばいのかというとそうでもなく、そもそも寡占が成功してもコントロールできる部分はそう多くない(過去の履歴の改ざんや他人のビットコインは奪えない)ため、そんなに高いコストを払ってまで得られるインセンティブが乏しいこともあり、ひとまずは安全と言えます。

    とは言え、そのPoWの「51%攻撃」やマイニングによる莫大なコストに問題意識を唱え、提唱された新しいマイニング方法がPoS(Proof of Stake)というものになります。

    これは、「保有による証明」という意味の通り、コインを持っている量に応じてブロック承認の成功率を決める方法です。

    つまり、Ethereumを多く所持している人が今後のマイニングの主導権を握り、多く持っているとマイニング報酬が金利のように増えて行くという仕組みです。

    これにより、PoWのように早いもの勝ちで報酬を得る必要がなくなるため、高性能でないPCでもマイニングが可能になり、かなりコストが抑えれられ、且つ取引の承認が劇的に早くなります。

    また、悪意ある者が攻撃をする場合、自分自身が多くの通貨を所有していなくてはいけず、且つ長期間保有年数を有する必要があり、攻撃されたことによって価値が下がると自分の持つコインの価値も下がってしまうため、現実的には不可能になります。

    これがPoSというマイニングになります。

    セレニティまで完了し、PoSが搭載される今後のEthereumに期待です。

  • Takahiro Sakai
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    【#10 ビットコインから分裂したビットコインキャッシュとは?】

    ビットコインがメジャーになり、取引がだんだんと増えてくると、取引スピードの低下が問題視されるようになってきました。

    ビットコインのブロックサイズは1MBでブロックは10分毎に更新されます。

    つまり、10分間の取引を1MBのブロックの中に詰め込まないといけないので、1秒あたり1.6-7KB、一回の取引の情報量が約200-300バイトなので、そうすると1秒間の上限取引数は最大でも7回となります。(スケーラビリティ問題と呼ばれています)

    ちなみにVisaの1秒間の平均取引数は‭3000-5000‬回です。

    こうなると、ビットコインが日常の決済に使われるにはまだ程遠いことが伺えます。

    そして2017年8月1日、ビットコインの一部のマイナーにより、ハードフォークというブロックチェーンの分岐を起こし、ビットコインキャッシュという新しい通貨が生み出されました。

    ビットコインキャッシュについて触れる前にハードフォークについて先に触れると、仮想通貨にはそれぞれルールが設定されていて、このルールを変更する際にソフトフォークとハードフォークというどちらかのアップデートが行われます。

    ソフトフォークとは、仮想通貨そのものの仕様変更で仮想通貨(ブロックチェーン)は分裂しない、以前の通貨と互換性のあるアップデート、

    ハードフォークとは、ブロックチェーン自体の仕様変更で仮想通貨(ブロックチェーン)が分裂し、互換性のない2つの通貨に分かれるアップデートになります。

    わかりやすく例えると、ハードフォークはWiiからNintendo SwitchになることでWiiのゲームが遊べなくなってしまうこと、ソフトフォークはWiiからNiontendo SwitchになってもSwitchでWiiのゲームで遊べることをイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。

    今回ハードフォークにより生まれたビットコインキャッシュはビットコインとほとんど同じ仕様だったのですが、ブロックサイズの上限が8MBにまで拡大でき、ビットコインよりも安い手数料で送金を行うことが可能であるというメリットがあります。

    この通貨はハードフォーク時(8月1日時点)にビットコインを所持していた人たちに、所持しているビットコインと同枚数が自動的に配布される形で生まれました。

    つまり、3BTC持っていたら3BCHが配布されるということです。

    その後、数ヶ月してビットコインキャッシュが安定しはじめて(マイナーの数など)現在に至り、今現在は1BCH=約13万円の価値を保っています。

    ちなみにビットコイン自体も送金詰まりなどが問題視されたことで「セグウィット」や「セグウィット2X」、「ライトニングネットワーク」などいくつものアップデートが検討・実施されています。

    「セグウィット」とはブロックに入れる取引サイズを小さく圧縮することで、処理速度を向上させること、(実施済み)

    「セグウィット2X」とはブロックサイズを最大2MBまで拡大させるだけでより多くの取引を可能とすること、(検討後廃止)

    「ライトニングネットワーク」とは、2者間で送受金を何度行っても一度のブロックチェーンへの記載のみで済む(ペイメントチャンネル)ようなスマートコントラクトをビットコインのブロックチェーン上に書き込むことで、各個人の最終的な取引の結果だけがブロックチェーン上に取引として送られるというもの(検討中)

    です。

    ちなみにビットコインを含むすべての仮想通貨はまだβ版であり、過去行われたものも含めビットコインはいくつものハードフォークが検討・実施されています。

    ビットコインダイアモンド(11月25日)
    ビットコインプラチナム(12月1日、廃止)
    スーパービットコイン(12月17日前後)
    ビットコインウラン(12月31日)
    ビットコインシルバー(12月)
    ビットコインキャッシュプラス(2018/1月、廃止?)
    ビットコインアンリミテッド(不明)

    ハードフォークで通貨がもらえるからといってそれがちゃんと価値を持つかどうかはまた別問題なので、安易に乗っかるのは怪しいです。

  • Takahiro Sakai
    Takahiro Sakai

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  • Takahiro Sakai
    Takahiro Sakai

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    【#11 時価総額3位、リップルとは?】

    今日はXRP(リップル)という通貨について書きたいと思います。

    XRPは現在時価総額世界3位、約3.5兆円を誇る仮想通貨です。

    現在1XRPは約90円です。

    リップル(Ripple)とは、リップル社が開発している決済サービスの名前です。

    その決済サービスで仕様されるトークンの名前が「XRP(リップル)」になります。

    リップルは、ドルや円、ユーロ、ビットコインなど全通貨の間に位置付けをとり、為替取引を容易に低コストかつ高速で行えるサービスです。

    なので、複数通貨間の為替取引を簡単化・高速化するブリッジ通貨として機能します。

    電車で例えるなら、今現在渋谷から麻布十番に行くのに山手線と東京メトロ南北線という複数のレールを利用しなければいけない状況を、XRPを使うことにより直通運転にしてしまおうという試みです。

    これにより、手数料をカットすることができ、送金自体も長い時間を要することなく行うことができます。

    XRPは発行上限枚数は1000億枚と決まっていて、利用するたびに0.000001XRPずつ破棄されていくという仕様になっています。
    (減る量は小さすぎるため影響はほぼないです。)

    さらに、BTCでは送金が10分程度かかりますが、XRPはなんと最短5秒で送金が完了します。

    そして、XRPにはなんとブロックチェーンが存在しません。
    (正確にはブロックチェーンは利用しているがPoWなどとは異なる承認方式をとっている)

    XRPにはIOUという独自の取引概念が存在します。

    IOUはI owe you、信用できる個人間のみで信用の枠を決め、取引をします。

    この取引を承認するのには、ビットコインのようなハッシュ値を仕様せず、信用のある第3者が承認する仕組みになっています。

    リップルには他にもいくつかのキーポイントがあります。

    ILP(インターレジャープロトコル)…現在、銀行や地域によって決済ネットワークの元となる帳簿の仕組みは異なります。これらを全て統一しようというプロトコルがこれです。これが現在、W3Cで世界標準になろうとしてます。もし実現されれば、全てのネットワークがリップルにつながることになります。

    その他、RippleNet・xCurrent・xRapid・xViaなど(ややこしいので説明は割愛)。。。

    さらにリップルは現在、非常に多くニュースがあり、実際にいろんな企業や銀行と提携して実験を行っています。日本でも、三井住友銀行やゆうちょ銀行をはじめとした61社の銀行がリップルに参加しています。

    今後、XRPがどう扱われるかに注目です。

  • Takahiro Sakai
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    【#12 ビットコインは金、銀はライトコイン?】

    今日はLietecoin(ライトコイン)について書きたいと思います。

    時価総額第5位、約1兆円を誇るLitecoinですが、以外と地味な印象を受けます。

    このLitecoinはチャーリー・リー氏によって2011年に「第2のビットコイン」として開発された仮想通貨になります。

    ビットコインを基に開発されたため性質はビットコインとほぼ一緒で、ビットコインよりも後に開発されたため、ビットコインの欠点をいくつか補われた形でつくられています。

    1. 取引速度が速い
    ビットコインの取引速度は最短で10分程度ですが、Litecoinは取引速度は最短で2分半程度となります。

    2. マイニングの難易度が低い
    ビットコインのマイニングには高性能なパソコンが必要ですが、Litecoinはビットコインよりもマイニングの難易度が低く、一般的なCPUでも発掘が可能です。

    3. 発行上限枚数がビットコインの4倍
    ビットコインの発行上限枚数は2100万枚ですが、Litecoinは承認時間が短いため、その4倍の8400万枚が発行枚数上限となっています。

    以上の特徴から、ビットコインは「金」、Litecoinは「銀」とよく言われています。

    現在LTC=1.7万円、今後流通量が増えれば、ビットコインよりも優れた機能を利用して普及する可能性もあるため、今後の動向に注目の通貨です。

  • Takahiro Sakai
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    【#13 分散型アプリケーションプラットフォーム LISKとは?】

    分散型アプリケーションプラトフォームLISKとは?

    今日は個人的に好きな仮想通貨の1つであるLISKという銘柄について書きたいと思います。

    LISKは一言で表すと、分散型アプリケーションプラットフォームです。

    ※分散型アプリケーションプラットフォーム…別名Dapps(Decentrailzed Applications)。FacebookやTwitterなど、ユーザーが特定の管理者のサーバーに接続する必要があるプラットフォームを集中型アプリケーションプラットフォームと言い、特定の管理者をおかず、参加者全員がお互いのサーバーに相互にアクセスする仕組みを分散型アプリケーションプラットフォームと言う。

    つまり、Ethereumと同じプラットフォームなのですが、LISKにはEthereumにはない特徴がいくつかあります。

    1, Javascriptを使用している
    EthereumはSolidityというEthereum専用のプログラミング言語を使用していますが、LISKはスマートコントラクトの記述言語にJavascriptを使用しています。そのため、開発者が使いやすいという大きなメリットがあります。

    2, サイドチェーンがある
    Ethereumはすべてのスマートコントラクトのコードがメインチェーンに記述されています。1つのメインチェーンに多くの情報が格納されるため、スケーラビリティの問題を起こしやすく、現在既に送金の遅延などが起こる可能性があります。

    LISKは、アプリケーションの基盤にサイドチェーンを使用しています。
    これは、メインチェーンにスマートコントラクトコードを書くのではなく、それぞれの分散型アプリケーションプラットフォームでサイドチェーンを用意し、その上にスマートコントラクトコードを書くことになり、メインチェーンにはサイドチェーンの情報がリンクのように記されます。

    これにより、メインチェーンに記述する情報が少なくなり、処理能力がかなり向上します。

    また、それぞれのサイドチェーンは開発者のニーズに合わせてカスタマイズすることもできるため、独自に承認システムのカスタマイズをすることもできます。

    LISKは今後、

    4月 SDKのリリース(AndroidSDKのようなLISK上で稼働する開発ツール)
    7月 分散型取引所開設予定

    などのロードマップが敷かれていて、今後かなり期待できる通貨の1つです。