4月21日(火)
夜に、少し換気しようと窓を開けたら
大量のコウモリが入ってきた。
大量といっても10匹くらいだが、
部屋の中に入ってきたのなら大量だ。
別にしばらくならいてもいいかと一瞬思ったが
コウモリは病気を持っていると聞く。
病気は怖いので追い出すことに。
コウモリは全員、リビングの天井にちょこんとぶら下がった。
僕は「よーし、お利口さんだぎゃ」と言いながらコウモリに近付く。
テーブルの上に乗り、コウモリの方に手をやる。
掴めた。
コウモリ掴めた。
そのまま引っ張る。
しかしコウモリは離れない。
僕の力が弱いのか、コウモリの脚の握力がすごいのか。
コウモリを掴んだまま、テーブルの上からジャンプしてみた。
だが、コウモリは離れない。
僕のからだが宙ぶらりんになった。
一度手を離し、落ち着く。
ふと手の匂いを嗅いでみると
キノコみたいな匂いがした。
コウモリ芸人のバット塩崎に電話してみることに。
テレビ電話にし、今の状況を伝える。
バット塩崎は
「窓を開けた状態で、ライターか何かの火を近付けてみましょう!逃げるはずです!But 気を付けてくださいね!うーん、ナイスバットだがしかし!」
と言った。
うーん、ナイスバットだがしかし!というのは塩崎のギャグとかではない。塩崎の悪癖(あくへき)だ。
言われた通り、火を近付けると
コウモリは全員窓から飛び出していった。
塩崎にお礼を言うと、
「滅相もござぁせ~ん!」といつものギャグが飛び出した。
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