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鈴木エイチ

大園桃子が卒業発表した。すでに松村沙友理の卒業は決まっている。主力メンバーが次々と抜けグループの将来に暗雲が立ち込めている。 さらに恋愛スキャンダルが発覚したメンバーも。まもなく卒業だろう。 石田純一が不倫が騒がれたときに言った「不倫は文化だ」 しばらく揶揄され続けたが、私は理解できた。憧れたと言った方がいいのか。 一人の女を好きになった。恋しくて愛おしくて夜も寝られないほど、食欲も無くなるほどの思い。 その相手が人妻だと分かった瞬間、恋は醒めるものだろうか? 騙されていたのなら分からなくもない。それも騙され方による。本当のことが言えなかったケースはあるだろう。言ってしまったらすべてが終わってしまう。恋愛を続けるために言わなかった。切ない。 最近アイドルグループにも恋愛スキャンダルが多い。私は全然構わないと思う。それがいわゆる“推しメン”であってもだ。この歳になってまさか疑似恋愛してるわけでもない(笑)。 十代二十代の若者が普通に生きていれば普通に人を好きになる。当たり前の話。 ただ一方で社会のルールというものがある。このケースは「自分はアイドルグループの一員」というルールだ。 アイドルという職業には特異性があり、このルールがないとグループはめちゃくちゃになってしまう。 両方を得ることはできない。 アイドルを取るなら無理にでも相手への思いを断ち切るしかない。できないのならアイドルをやめるしかない。 切なくて苦しくて泣きたくなるだろうが、でも私はそんな境遇になることに憧れてしまう。 恋愛の特権 若さの特権 アイドルという特異な職業の特権 彼女たちが歳を取ったとき、自分のそんな境遇を懐かしく思い出すのだろうか🤔

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