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夏目漱石

これ、本来なら逆。 多くの人が、褒める時は皆の前で、叱る時は個別でと教えられてきた。 この理論でいくと、褒める時は本名で、貶す時は匿名でとなる。 しかし見城さんは逆。 自分を律する事にここまでやっている人はどれだけいるのか。 やっぱり一流は凄い。 自分が恥ずかしくなり、情けなくなる。 自分の実力の乏しさを改めて知る。

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夏目漱石のトーク
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  • 夏目漱石
    夏目漱石


    ずさりと心に来る言葉。言葉の1つ1つ、行間からメラメラと燃える炎が見える。

    やはり覚悟だ。それも生半可の覚悟じゃない。血の滲むような努力と覚悟だ。

    まだまだな自分に惨めになるが、のびしろしかないとも思う。

  • 夏目漱石
    見城徹見城徹

    自分に自信と魅力がないと人は見栄っ張りになる。それはしょうがないとしても、見栄を張るにしても、チャーミングな見栄っ張りであって欲しい。嘘を交えた見栄が最悪だと思う。他者に見える自分を嘘を交えて演出しても、満足しているのは自分だけで、周りには見透かされていることを胸に刻んだ方がいい。誰も何も言わないけどね。[見栄]はその人の背伸びで[痩せ我慢]はその人の美学だ。[見栄]と[痩せ我慢]の間には実は遥かな距離がある。

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  • 夏目漱石
    見城徹見城徹

    僕の嫌いな[夢]について初めて少し語ります。
    18歳と27歳の時、中学時代からの夢が実現しました。しかし、若さ故の意気がりか、ようやく手に入れたその夢を自分から手放しました。そこに安住したくなかったのです。今でも時々、後悔します。そして、34歳の時、熱狂の末に手に入れた夢は年を追うごとに色褪せました。つまり、それらは実現してみると自分の生きるモチベーションにはなり得なかっだのです。勝手なものです。
    今、僕は幾つかの夢を実現したと思っています。しかし、それらは実現した後、そうか、これが自分の夢だったんだと気付いたのです。僕には今、果たし得ていない夢が3つほどあります。一番大きなものは僕が生きている内はに実現しないでしょう。現実は苛酷で、一つを得るためには一つを失わなければなりません。残りの年月を考えると
    切なくなりますが、どれを優先するか?は覚悟を決めた選択の問題になります。人生は長いようで短い。73歳になってそのことが胸に沁みます。
    今日の絶望を明日の苛酷に。夢は実現した後にそれが本当に自分の夢だったのか吟味して語るものです。結論はきっと人生の最後の日にしか出ないものかも知れません。

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  • 夏目漱石
    見城徹見城徹

    静岡新聞の僕の連載コラム[窓辺]の第6回目です。
    『エド』(2019.2.11掲載)

    20年程前、熱海に温泉付きリゾートマンションの1室を持っていた。
    最上階の角部屋で地中海と見紛うような景色が見渡せて、一目で気に入った。
    森村誠一さんが「人間の証明」で人気絶頂の頃から各社の担当編集者が集合する会が年に2回盛大に熱海で催され、毎回出席していたので土地勘もあった。週末は熱海で過ごすことが多くなった。中華の「壹番」、フレンチの「カフェ・ド・シュマン」、洋食の「スコット」、しゃぶしゃぶの「はまだ」等によく通った。
    丁度、エドと名付けたシェットランドシープドッグを飼い始めたところだったのでエドとよく街を散歩した。フランス・ニースの海浜公園を彷彿とさせる海岸沿いをトレーニングも兼ねてエドと走った。子供の頃、飼い主夫婦の夫だけに喋る馬が主人公の「アイ・アム・ミスター・エド」というアメリカの連続ドラマがあって、大好きだった。だから馬に似た犬種で、いつか喋ってくれるという期待を込めて名前もそこから頂いた。走り終わった後、海を見ながら海浜公園のベンチに座って、傍らのエドに仕事の愚痴や人生の感傷を話しかけたものだ。エドはついに喋ることもなく15歳でこの世を去った。
    マンションは6年程で売り払ったが、何人かの作家が熱海に住んでいることもあって時々、熱海を訪れる。
    海岸に足を伸ばす。ベンチに腰をかける。あの頃、エドは僕を励ましてくれる一番の親友だった。目を閉じると熱海の海にエドの姿が浮かんで来る。

  • 夏目漱石
    夏目漱石

    こちらの見城さんの投稿、全く他人事ではない。私も今、犬を飼っている。唯一の大親友でもあり家族だ。

    熱海での情景が浮かび、見城さんの想いも痛いほど分かり泣けてくる。

  • 夏目漱石
    夏目漱石

    これが本物か。自分はまだまだすぎる。なんなら今までの人生で、ここまでやった事があるだろうか。。。言葉では簡単に言えるけど、相当な覚悟と努力が必要。
    自分が恥ずかしい。でも私は口だけ男になりたくないから、やるぞ。

  • 夏目漱石
    見城徹見城徹

    僕は講演が苦手です。講演というのは結局は自分はどうやって「成功」したかを話さなければならない。又は、「成功」するにはどうやったらいいかを話さなければならない。でも、僕にとって「成功」という言葉ほど嫌いなものはないんです。「夢」よりも嫌い。僕は著作でも書いているように「成功」に価値を一切置いていない。自分の人生の価値は自分が決めるものであって他人や世間が決めるものではないと思っています。自分に恥ずかしくない生き方をする。そのことがどれだけ大変なことか?世間的な「成功」を目指すなんて豚に喰われろ。僕はそれを母校の後輩たちに伝えたい。そうすると講演は難しくなるんです。だから憂鬱です。

  • 夏目漱石
    見城徹見城徹

    [成功]って一体何だ?総理大臣になること?金持ちになること?有名になること?
    ままならない人生を圧倒的努力で誠実に生きる。その思わぬ結果として[成功]があるなら、それはそれでいいけどね。

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