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見城徹

↑ 愛が病んでいた時代の多分初期を僕は知っている。愛が池尻愛として幻冬舎でアルバイトをしていたからだ。慶應大学文学部図書館情報学科の学生だった。元気一杯に見えたけど、精神は辛かったんだと思う。あることがあって突然、彼女は幻冬舎を去って行った。中退して故郷の島根に帰る前に2人で神宮前のイタリアン[ビザビ]で晩御飯を食べた。何を話したのかもう覚えていないが、愛がいなくなるのは切なかった。755が出来て奇跡のように再び愛と巡り合った。愛を慰めた足立美術館の庭園。人々の営みに想いを馳せながら、その庭園に佇みたい気がする。何よりも自分自身のために。

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