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見城徹

僕は1年半の間、森喜朗さんと月に一度のペースで2時間ぐらいお会いして来た。森さんに無理にお願いして毎回お話を伺ったのだ。そのお話しは学ぶべき示唆に富み、ユーモアたっぷり、自己嫌悪も少々滲んで僕としては幸福この上ない時間だった。だから、僕は森喜朗さんが無償で今の立場を引き受け、私財まで投じて東京五輪にどれくらい献身的に尽くして来たかをつぶさに知っている。そのさ中、肺癌とも戦っていたのだ。僕にとって森喜朗さんは途方もなくチャーミング、懐が深くて、人間味溢れる方だった。7年もの間、無私の精神で東京五輪に尽力して来た方が今、批判の矢面に立たされている。深い意味で言ったことではないことはよく解る。病体に鞭打って国家を挙げての世界的、歴史的なイベントの舵取りを責任を持って遂行する以上、遅滞なく進めるには「これはちょっと困る」と思った案件は幾つかはあっただろう。その愚痴が身内の会でつい出てしまった。そんなことではないだろうか?ともあれ、発言した内容は許されるべきものではない。しかし、ここまで頑張って来た人が袋叩きにあっているのを見るのはいかにも切ない。 東京五輪は中止すべきだと僕は思っている。こういうことに時間やエネルギーを費やすより、東京五輪に関して、一刻も早く本当の国益を考える時だと僕は思う。

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見城徹のトーク
トーク情報
  • 見城徹
    Shin SatoShin Sato
    投稿画像

    福山雅治さんのファンクラブ限定DVDが届きました。日常の辛さを癒してくれるのは、音楽の力も大きいと改めて感じる今作は、福山さんのマスターピースだと思います。

    音源CD2枚組も移動のお供に、早速携帯に取り込み。

    今年最後は、12月31日Kアリーナのライブ観に行きます!
    今から想像しただけで、涙が出ます。

    こんなに福山雅治さん聞くようになったのは、見城さんの755で教えていただいてからです。

    見城さん、ありがとうございます。

  • 見城徹


    誰にも忘れられない夏の日。
    僕にとってのその一日は、クライフ監督がスタンドの僕らに手を振ってくれた日でもあった。
    1990年、夏だった。

    「あの夏のクライフ同盟」増山実 著(幻冬舎)を読んだ。
    クライフ同盟と同じように、僕も目新しい人や物との出会いは、全て、雑誌や本からだった。
    世代や地域が違うのに、「憧れ」との接触の仕方が、僕の人生とシンクロする。
    これだけの細かい情報を詰め込んだ小説なのに惹きつけられてしまう。
    「官能」という言葉に妄想。
    五感から入る情報に敏感に反応し、過激に妄想する。
    「あるあるネタ」のオンパレード。
    「あの夏のクライフ同盟」一冊さえあれば、初対面の人とでも話ができる。
    そんな小説だ。
    古書店の主人が言う。
    「大人になったらな、そげな本はなんぼでん、買える。けんどな、その時、お金を払うた時に、失うもんもある。」
    「しっかりと目に焼き付けて、いつでも取り出せるようにしちょけ。」
    まさに、その通りである。
    目に焼き付けて、いつでも取り出せるようにしておく。
    僕が、クライフ監督を間近でみた日。スタジアムには、米米CLUBの「浪漫飛行」が流れていた。
    旅立たないとな。

    見城さん、過去の自分を思い出す、良いキッカケになりました。
    書籍の紹介、ありがとうございました。

  • 見城徹
    えきえき

    体のあちこちが痛い。本当に情けない、
    仕事もプライベートも体が大事。
    筋力もだけど内臓もだな。
    見城徹さんが推奨している、呼吸法(ロングブレス)はいいと思う。