文才のある俺が詩を書いたから評価しろ。
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塾長 「お前らの四季」
春の黄色く濁った立ち込める花粉の辛さもしらない。
しみったれた雨季の気だるさもしらない。
コンクリートに叩きつけられた直射日光の暑さもしらない。
季節外れのこたつのようなこもった布団の中のような蒸し暑い残暑もしらない。
枯れた葉を踏みと照りつける短くなった夕焼けの哀しい秋をしらない。
足取りが遅くなる重たい雪の降る冬をしらない。
お前らはなんにも知らない。
お前らは布団から出ない。
お前らは世間をしらない。
夢うつつのSNSの身を焦がし
朝起きたらそれは昼間で
亡霊のように冷蔵庫へ向かい、
布団に戻ってスマホを取り出し
検索で得た知識。
すけべなことだけ知っている。
朝も夜もしらない
季節もしらない
誰もお前を……