最終戦(上位12名うち7名通過)、谷川さん、中村誠志プロ、西田さん 対戦選手も初当たりなし。谷川さんが＋77Pと安全圏。ボーダーは25P前後で、中村プロと私はプラスの2着以上。西田さんはトップ条件となりました。 その東場、西田さんの捨て牌が濃厚な国士狙い。中盤で発のトイツ落としがあり、一瞬おりを選択したのかと思いましたが、打牌から闘志が消えていませんでした。そして、まさかの14巡目リーチが入った時は、八九落としの八から切った事を後悔しました。 これに対して、さすがに国士にリーチはないだろうと前に出た谷川さんの1ピンがロン。そのまさかがあるのが麻雀です。 一九(9)19東南西西北白発中 ここから更に西田さんが12000をあがり、トップは絶望的な状況となりました。 迎えた次局は中村プロが勢いあるリーチ！！ここは私も前に出たいところ。 五六(45668)55678白ツモ5ドラ五 リーチ後に3枚目の5ソウを引いた時、これが当たり濃厚だと予想しましたが、7ピンが入れば、最悪8ソウ勝負まで行こうと決めました。しかし、ここは中村プロが強かった！！ 一気通貫のラス牌カン5ソウをツモられた時には、中村プロの充実感を感じました。 次局にこちらに役なしのダブルリーチの手が入ります。 一二三五七(22456)999 待ちの悪さにここは半ヅキを懸念しましたが、ツモ時の打点が後押しをしました。一発裏ドラのないμカップルールだと、符ハネするカンチャン待ちはリーチにいく価値があります。時間はかかりましたが、これがツモれて一進一退となりました。 南3局に入って中村プロとは5000点差。手がよくないもののドラが重なるチャンス手。ここはチャンタを決めて、一万をチー、(1)ピンをポン 112(78)西西発ポン(1)チー一二三ドラ1 3900以上のアガリを心に決めて打2ソウの選択を取りました。ここでペン3ソウに釣られて仕掛けるようでは中村プロを追い抜けません。実際にペン3ソウをスルーして、西と1ソウを引き以下のテンパイへ。 111(78)西西ポン(1)チー一二三ドラ1 ツモが自分の状態よりよすぎるなと感じていると、親番の西田さんからリーチが入りました。元よりおりる気もないので、中筋の六万をツモ切りするとこれがロン。リーチチートイツの4800の打ち込みでかなり厳しい状況となりました。 南3局1本場、 四六八九12689(68)南西ドラ(2) ドラもないキー牌だらけの手牌ですが、これで諦める訳にはいきません。この手は789のテンビンを取るより678と決めて初牌を絞ります。 序盤に3ソウだけ引き込んでこの形、 六八12368(368)南西西ドラ(2) (7)ピンが場に２枚切られて7ソウが入っても、4枚目を切られるまでは(7)チーだけはしたくないものですね。更に川田さんからリーチが入り、絶対絶命かと思われた次巡のツモが(7)ピン。 六八123678(678)西西ドラ(2) なんとか間に合った。しかも、ラッキーなのは川田さんにも私にもマンズは通るように見えます。リーチ後に六万の三枚目が見えて、川田さんのリーチには打てない中村プロから七万が出て5200のアガリ。これでオーラスにほぼ横並びとなりました。 親番は対面の中村プロ。起こした配牌はかなりの好手。2巡目に役牌の西が重なり、これさえ叩ければ私の勝ちという手となりました。 六七(2347889)66西西 しかし、中村プロから3巡目にリーチ！！連チャンで勝負が続く以上、ある程度仕上がっている形になっていると予想できます。 上家の川田さんからすぐに五万が出て、これをチー。普段はしないバックですが、これを決めれば私の通過が決まります。 しかし、西は山にも手にもいないのか、場に出ませんでした。牌を４枚ツモ切りした際、先にロンをかけたのは中村プロの方でした。3-6ピン待ち南暗刻の3900。これで点差が6600点となり、次のオーラスには逆転のアガリに届きませんでした。 こうして最後はμカップ予選を通過できませんでしたが、最後まで全力を出しきって戦えて楽しかったですね。通過された皆様、10月4日のμカップ本戦もぜひがんばってください。 最後に敗因として挙げる事があると言えば、普段の努力不足。牌を重ねる努力が足りないと反省いたしました。これからもMCWWのプロとして、できる限り前向きに挑戦を続けていきたいと思います。 長いレポートになりましたが、ご精読ありがとうございました。明日は梅田イースターで15時よりWW道場開催。ジャンナビフェスティバルに参加される皆様もぜひがんばってください。