ログイン
詳細
you-me (成瀬英樹)

【4/2月】ラン5km。作曲。大谷翔平初勝利をじっくり観る。解説者は「160キロ投げる投手はメジャーにはざらにいる」というが、いやいや、先発投手では2,3人しかいないからとても貴重。力感は感じなかったがそれはおいおいか。伊藤銀次さんの自伝読了。音楽好きな少年の冒険物語としても読める。とてもとても楽しめた。銀次さんの記憶は、日本ポップ史の貴重な記録。 因みに大滝さんが杉未来君に会いに、銀次さんのバンドuncle jamのライブを観に来た話が、銀次さんの自伝に書かれていたが、あの夜僕も観に行っていたのです。大滝さんとはすれ違って会えず。いつもなら打ち上げも参加させていただくのだが遠方だったのですぐにお暇したのです。何という。これも運命。 【4/3火】大滝詠一さんがご存命であれば昨日の大谷のピッチングを見てさぞお喜びになっただろうなあと。録画を何度も観ながら妄想。大谷も東北産であるし、エンゼルスと言えば大滝さんだし。2002年のエンゼルスとSFのワールドシリーズのリアルタイム分析は、どんな野球評論家よりも鋭かったものだ。 【4/4水】ラン6km。暑い。大谷の本塁打で歴史がカタリと音を立てて動いた。才能も溢れてるんだろうが彼のコツコツの勝利とも思う。触発されて僕もコツコツやったら仕事がすぐに片付いたので、もう一度大谷のことをじっくり考えてジーンとしてる夕方。返す返すもなぜシアトルに来てくれなかったのだ。 街の光を遠くに見ながら、大谷のこと考えた。解説の斎藤隆さんもあまりのことに放送中に放心してぼーっとしていたようだ。同じ気持ち。もし、大谷の当初の望み通り高校卒業してすぐに渡米していたら、今頃どんな選手になっていただろうと妄想。LAAの27番と抱き合ってる姿、MLB好きなら感じ入って言葉を失うだろう。 【4/5木】ラジオ収録。大谷、クルーバーから同点本塁打。価値ある一発。夜は松坂や上原というレジェンドと日本の幼い顔した若者たちがプレイする試合を観て胸を熱くする。イチローの数字が上がらないことにやきもきする。僕の生活は野球と共にある。快。所用で新宿。胸のつかえが取れた。小確幸。 【4/6金】ラン8km。倫敦在住の友人仕切りの異業種会食@赤坂。お互い16だった僕たちはもうすぐ50だぜ全く。それでも英国での生活を楽しんでいるよう。「成瀬から音楽を取ったら何も残らない」と彼女は言う。褒め言葉として受け取った。懸案のアダプトした曲喜んでもらえた。肩の荷が降りた心地。 【4/7土】大谷の三試合連続本塁打に言葉を失う。今月発売のMLB誌で米国記者たちが「投はいいが打は高校生レベル」と評していた。そこまでではないにしてもかなり苦労はするだろうと思っていたが怪我さえなければOPS8割くらい行くかもしれない。 もっと? いやいや彼は100マイルを投げる先発投手ですよ。求め過ぎです。しかし恐ろしい男だ。私も40年以上野球を観てますが、ここまでの選手は流石に初めてと。言葉を失う。 【4/8日】ラン5km。身体驚くほど軽く。物事は出来るだけシンプルに考えよう。今、できることに集中しよう。調子が良くても悪くても目の前の打者をただ抑えにかかる投手のように。サンソンで達郎さんが「禍福は糾える縄の如し」と呟いた。またひとつ大切な言葉が増えた。

前へ次へ
you-me 成瀬英樹トーク
トーク情報
  • you-me (成瀬英樹)
    you-me (成瀬英樹)
    高架線のカフェテリア
    AKBカフェテリアです。成瀬さんの「指原莉乃論」最高です。私もこんなレビュー書きたい。卒業する彼女への最高の贈り物ありがとうございました。そして令和へ向けて、最高の楽曲をまた楽しみにしています🎁🌸

    うわぁ、一番嬉しいお言葉です!ありがとうございます!指原さんに関して書くのだから僕の全身全霊をかけて、正直に書くことを心がけました!ぜったい、恋チュン超える曲を作らなきゃいけない!と思わせてくれる素晴らしいコンサートでした!

  • you-me (成瀬英樹)
    you-me (成瀬英樹)

    【3分でわかる】6/20発売予定・僕の新作「With Friends」ダイジェスト版。鶴﨑輝一&山崎あおいコンビとの 前田敦子さん「君は僕だ」・AKB48 「君はメロディー」はAPAZZIアレンジ。 石田ショーキチ さん や 牧戸太郎 さんの reshaped ver など聴きどころ満載!3分だけお時間下さい!

    https://youtu.be/i-LTbOKCj_s

  • you-me (成瀬英樹)
    マルチェロマルチェロ

    この一節を語ろう 第38回

    僕は僕だ
    勝手にさせてくれ
    強がりのすぐそばに
    いつだって君がいる
    『君は僕だ』前田敦子
    作詞:秋元康 作曲:you-me(成瀬英樹)

    この曲の最大の魅力はサビにある。細かく言うと、サビの歌詞"◯は◯だ"が変化していくところがたまらなく良い。

    そもそもとても魅力的な曲だ。個人的に"仲間が肩を組んで右左に身体を揺らすリズム"と呼ぶ縦ノリと横ノリを併せ持つリズム、アコースティック楽器のしなやかな響きが心地良いサウンド、あっちゃんの少しけだるいけど何度も聴きたくなってしまう声、とかいろいろ良い。メロディーが最高なのは言うまでもないけど。
    ちょと踏み込んだところでは、"マイナスからのこの恋"というところにポイントがあって、ダメダメなものが右肩上がりに良くなっていく、弱小チームが強くなって甲子園に行っちゃうみたいなそんなストーリーをイメージさせるものだから、僕たちはわくわくしちゃう。
    それとAメロとサビをつなぐ、BメロなのかそれともAメロ+アルファと呼ぶべきなのか迷ってしまうあのメロディー、あれが効いている。あのひねりの効いた四次元殺法的メロディーが、この二人の恋に幾度となく訪れたミラクルな出来事であったり、すったもんだのドタバタであったり、どつき合いだったりのそんな場面を想像させてくれるのだ。笑いあり涙あり奇跡ありみたいな。

    そんなそもそも魅力的な曲だけど、始めに書いたサビの魅力、サビの歌詞が変化していくところについて書いていこう。
    まずその流れをまとめると

    君は僕だ
    そばにいるとわかる[一番]

    君は君だ
    好きなように生きろ[二番]

    君は僕だ
    そばにいるとわかる[落ちサビ]

    僕は僕だ
    勝手にさせてくれ[ラストサビ]

    という流れだ。
    この流れの何が良いって二人の関係よね。この距離感が素敵だと思う。
    出会いからいろいろあって恋は育っていくけど、それと同時に失っていくものも多い。その中で今もこんな素敵な距離感を保っているところが良いなぁと思う。
    最初の"君は僕だ"には恋に浮かれたちょっぴり馬鹿野郎感があって、"君は君だ"には相手へのリスペクトがある。でも"君は君だ"で終わったら、ちょっぴり突き離したような個人主義男感が残るしなんか少しカッコつけてるみたいな感じになる。ここで落ちサビを挟んで今回の一節"僕は僕だ"が出てくるけどこれですよね。ここが好き。
    これには"僕は僕だから君も君でいいんだよ"という優しさと、"君が寄り添っているから僕はそう言えるんだよ"っていう感謝の気持ちと、場を和ませる飾らないユーモアがあってなんかほっこりする。
    この関係良いなぁ、素敵過ぎるよー。